第三留

イエスはマグダレナにお現れになる

 

司 祭: いのちの主よ!
会 衆: わたしたちの歩みを照らしてください。
司 祭: イエスはマグダレナにお現れになる。
朗読者: ヨハネによる福音。
聖 歌 B 主のみことばを聞こう。主の現存の神秘の中で。
朗読者:  マリアは墓の外に立って泣いていた。泣きながら身をかがめて墓の中を見ると、イエスの遺体の置いてあった所に、白い衣を着た二人の天使が見えた。一人は頭の方に、もう一人は足の方に座っていた。天使たちが、「婦人よ、なぜ泣いているのか」と言うと、マリアは言った。「わたしの主が取り去られました。どこに置かれているのか、わたしには分かりません。」こう言いながら後ろを振り向くと、イエスの立っておられるのが見えた。しかし、それがイエスだとは分からなかった。イエスは言われた。「婦人よ、なぜ泣いているのか。だれを捜しているのか。」マリアは、園丁だと思って言った。「あなたがあの方を運び去ったのでしたら、どこに置いたのか教えてください。わたしが、あの方を引き取ります。」イエスが、「マリア」と言われると、彼女は振り向いて、ヘブライ語で、「ラボニ」と言った。「先生」という意味である。イエスは言われた。「わたしにすがりつくのはよしなさい。まだ父のもとへ上っていないのだから。わたしの兄弟たちのところへ行って、こう言いなさい。『わたしの父であり、あなたがたの父である方、また、わたしの神であり、あなたがたの神である方のところへわたしは?る』と。マグダラのマリアは弟子たちのところへ行って、「わたしは主を見ました」と告げ、また、主から言われたことを伝えた。(ヨハネ20章11~18節)
先唱者: ご復活の後40日の間、イエスはしばしば、ご自分がだれであるかを隠そうとされました。よりふさわしい時にはっきりと、お表しになるためです。同じ事が人生にも起こります。主の現存を認めることが、非常にむずかしい時があるのです。
司 祭: それでは、今、祈りにしっかりすがって、こう叫びましょう。「主よ、あなたの現存を輝かせてください。」
会 衆: 主よ、あなたの現存を輝かせてください。
司 祭: 疑いの影がわたしたちに襲いかかり、もはや光を見ることができないとき、わたしたちはこう祈ります。
会 衆: 主よ、あなたの現存を輝かせてください。
司 祭: 罪がわたしたちの心を曇らせ、坂を滑り落ちて、再び登るのが非常に苦しく辛いと思われるとき、わたしたちはこう祈ります。
会 衆: 主よ、あなたの現存を輝かせてください。
司 祭: 種々な出来事が、わたしたちの考えを根底からくつがえし、あなたの善良さを信じていくことが難しく思われるとき、わたしたちはこう祈ります。
会 衆: 主よ、あなたの現存を輝かせてください。
司 祭: 祈りましょう。主イエスよ、あなたに懇願いたします。あなたを信じるわたしたちが、日々の生活において、信仰をもってあなたを捜し、いつもわたしたちのかたわらに、あなたの優しいみ顔を見つけることができるようにしてください。あなたは世々に生き、支配しておられます。
会 衆: アーメン。
聖 歌 ④ アレルヤ アレルヤ。園にたたずむ マグダラのマリア、主を求めて 
涙にくれる。そして優しい主のみ声を聞く。「マリアよ、この喜びの知らせを 兄弟たちに伝えなさい。」
     A アレルヤ アレルヤ キリストは復活された アレルヤ アレルヤ。